場違いだから汚く感じる:自然の中のゴキブリと屋内のゴキブリ
最近ゴキブリ(以下G)に遭遇する機会が増えた。
特に大学の敷地内(屋外)で見つけることが多いんだけど、
見かけるたびに思うのは
「外で見るGってそんなに怖くないし、気持ち悪くない」
ということ。
そして過去に一時期、こう感じるのはなぜなのか色々考えていた。
そのとき私が出した結論は
「外だと、人間にとって逃げ場があるから。」
「自分の空間ではないから。」
これで納得していた。
しかし昨年度ある授業を受けて、別の見方が加わった。
「場違いなものだから」
というもの。
授業内に説明のために挙げられた例として最も納得したのは、髪の毛の例。
頭に生えている髪の毛は、(よほど不潔でない限り)汚いものだとは感じない。
綺麗に手入れしてあれば、褒める対象にもなる。
ところが風呂の排水口に溜まっている髪の毛となると、一気に汚いもの扱い。
髪の毛自体は何も変わっていないのに。
同様にG。
Gは本来自然の中にいるはずのもの。
森とかにいるGに対しては、気持ち悪さはそこまで感じないと思う。
コンクリートの上にいるGに対しては、ちょっとゾッとするけど、まあそこまで気持ち悪くない。
でも自分の部屋でGを見かけると…。
不思議。
面白い。