“じじばばの壁”に阻まれて電車を逃した。
今朝の話。
次の電車に乗るために、家からダッシュ。
家を出たのが遅かったので、間に合うかどうか危ういところ。
この電車に乗れば、授業開始時間にギリギリ間に合うから、何としてでも乗りたい。
普段運動しておらず体力不足な上に夏の暑さでヘトヘトになりながらも走り続けた。
走って…走って…
このまま行けば間に合う!
そう確信を持てるところまで来て、少し安心しながらホームに向かう階段を登り始めた直後、思わぬ事態が。
ホームに向かう階段で、突如目の前に立ちはだかった“じじばばの壁”。
“じじばばの壁”は複数の中高年の方々によって構成されていた。
まず登り階段の道幅全体に広がって登る。
そして登る速度が遅い。
彼らも電車に間に合わせようと彼らなりに急いで登っていたんだけど…遅すぎる。
しかもなぜか皆同じような速度で登るので、なかなか壁に穴が空かない。
いくら同じ中高年世代といっても、個々に体力差はあるはずだし、もうちょっと登る速さはバラけてもいいのでは?と思った。
こういう状況であんな綺麗に横一列になっているのは初めて見た。
おそらく彼らは皆お互い知らない人同士。
なのになんだ、あの団結力(?)は。
壁に阻まれた私。
散々走って疲れていたとはいえ、まだ階段を駆け上がれる程度の体力はあるのに、
前の人々に合わせてゆっくり進む事しかできない。
この壁さえなければヒョイヒョイと駆けあがって、確実に電車に間に合わせられるのに…。
まさに「ぐぬぬぬぬ…」というかんじだった。
発車のベルが鳴りはじめた。
「間に合いますように」と心の中で何度も必死に祈った。
しかし結局その祈りも虚しく、
ホームに上がった直後、電車のドアは閉じた。
あとほんのちょっとのところで電車を逃した。
カーン。
電車のドアが閉まるとき、「あぁー」と彼らは揃えて声をあげ、ここでも謎の団結力(?)を垣間見た。
「あぁー」は私のセリフだ。
冷静に考えれば、誰も悪くないし、
強いて言えば私が時間に余裕を持って行動しなかったのがいけないんだけど、
でも彼らがもっと早く登ってくれたら…
彼らが階段の幅いっぱいに広がって登らなければ…
私は間に合ったのではないか?と悔しい気持ちと若干のイラつきが残った。
この電車に間に合わせるために汗だくになってまで走ったわけだけど、
結局その次の電車になるんだったら、もっとゆっくり歩いてこられたのに…。
時間に余裕を持って行動しよう。
(今回はたまたま壁の構成員が中高年の方ばかりだったということと、語呂が良いという理由から“じじばばの壁”という失礼極まりない表現を選んでしまいました。
不快に思った方、申し訳ありません。)
(おじさん/おばさん、おじいさん/おばあさんっていうのは、何才からが対象なんだろうか。)