運転への恐怖を少しでも減らす方法。
免許を取得してから、毎日コツコツと運転の練習をしている。
最初は1日30分程度だった運転練習も、徐々に距離・時間を増やしていき、最近は2時間練習に挑戦した。
よく同車してくれるのは母と妹。
2人とも、私のデス・ドライブに付き合ってくれるだなんて勇気のある人たちだ。
※デス・ドライブ:運転初心者の私の運転は不安定で、いつ事故を起こして死んでもおかしくない。直進時のスピードのままノーブレーキで右折したときは同車した2人を震えあがらせた。常に死と隣り合わせの命がけのドライブ。死のドライブ。
ベテランドライバーの母は指導役としての役割があるからまだいい。
でも妹は暇だからついてくるだけで、ただ命を危険にさらしているという…。ドM。
「今日も無事生きて帰れますように!」
運転するときは必ず神に祈っている。
デス・ドライブ要素はまだまだあるけど、
最初と比べたらかなり上達したと思う。
免許取得直後に抱いていた運転に対する不安や恐怖もかなり消えた。
最初の3日くらいは本当に本当に怖かった。
でもビクビク運転していると、
判断が遅れるなどして余計に危ないということも頭ではわかっていたから、
どうにかして一刻も早く過度な恐怖を捨てなければ!と思い、さまざまな方法を試した。
今回はこの方法を紹介することにした。
ちなみに紹介しようと思ったきっかけはこれ↓
私には近所に住む幼馴染♂がいる。
彼は随分前に免許を取ったものの、運転への恐怖が拭えなくて、ベテランドライバーの彼母が同車してくれると言ってくれているにもかかわらず全然練習しようとせず、はやくもペーパードライバー化しているという話を母から聞いた。
私の地元県は車社会。
車がないとかなり不便になるし、特に男の子なんてなおさら。
この話をふまえて、
初心者ドライバーやペーパードライバーで、運転に対する恐怖を過度に感じているビビりな仲間に少しでも参考にしてもらえたらいいなという思いを抱いた。
効果があるかどうかはよくわからないけど…
試す価値はあるんじゃないかな。
ではいこう。
①停車が可能な場所をしっかり把握。
私が免許取得後はじめての運転中、何度も頭をよぎった台詞は
「 待って、無理無理。いったん停まろう!落ち着きたい。」である。
しかしパニックで頭が真っ白になっていたことに加え、標識の意味などを曖昧にしか記憶していなかったために停車可能位置を瞬時に見つけることができず、けっきょく停まれずに体硬直状態で運転を続ける羽目になった。
このことを踏まえて…
怖くなったらいつでも停まれると思えば、少しは気が楽にならないだろうか。
少なくとも私は楽になる。
停車可能な標識・条件をしっかり頭に入れて、
運転中に瞬時にその場が停車可能場所か否かを判断できるようにしておく。
「あれ、ここって停車できたっけ?」
「この標識って停車禁止だっけ?」
とか少しでも悩んでいると、すぐに通り過ぎてしまう。
このことが更なる不安をあおるので注意。
もしくは、あらかじめ運転ルートをグーグルマップで下見しておいて、停車可能位置を把握しておくのもいいかもしれない。
面倒そうだけど慣れるまでの辛抱だし、これで不安が和らぐなら安いものだ。
文明の利器、万歳。
②交通事故のパターンを把握。
私が運転を怖がる理由の一つに「事故を起こして人の命を奪ってしまうのではないか」という心配があった。
そして妄想はどんどん膨らみ、「人の命を奪った自分の末路」を考えては震え上がる。
完全に事故を防ぐことは難しい。
いくらこちらがルールを守っても、守らないやつのせいで事故の被害者になったり加害者扱いされてしまうこともある。
これはどうしようもない。すべては運次第。
みなリスクを負って運転しているのだから、私も妥協することにした。
「みんなもやってるよ」日本人が弱い言葉。
「地震怖いな。地震で死にたくない!」とか思いつつも自然災害大国日本に住み続けていられる人なら、このくらいの妥協は余裕のはず!一緒だ!
(ちょっとズレたかな?許して。)
そのかわり、交通事故のパターンをしっかり把握して、こちらが防げる事故は防ぐ、事故を起こしても被害を最小限に食い止められるように対策を徹底することで、最悪の展開になる可能性を減らして不安を取り除くことにした。
教習所で習った事故のパターンや、ニュースで流れる交通事故を頭にいれ、それを防ぐにはどう行動するべきか、脳内シュミレーションをする。
人を引いたらどうするか、脳内シュミレーション。
(人命救助の手順、覚えてる?私はすでに忘れかけているので心配。あとで復習しよう。)
ひたすらパターンを覚えて脳内シュミレーション!
③運転手兼ポジティブ指導員になってみる
これ私の一番のおすすめ。
運転するのはもちろんのこと、
ミスのフォロー、称賛、注意ポイントの指示なども自分でやる。
そこそこ大きい声量で独り言のように言う。
声に出すことが大事。自己暗示。
良い感じに周りの車の波に乗れているとき
→「いいね~〇〇ちゃん(自分の名前)、上手い!」
左折ポイントが迫っているとき
→「そろそろ左折だよ。ウィンカー出して、左寄せして…。巻き込み確認忘れずにね!曲がるときはゆっくり。歩行者用横断歩道があるよ。青ってことは歩行者が来るかも…お、いないね。じゃあ行こうか。」
初めて混雑した道路を通るということで不安を感じているとき
→「〇〇ちゃんならできる!できる!できる!お、いいね~。その調子。」
「おっと!今のは危なかったね。まぁこっちは初心者マークつけてるし、相手の車は多分そんなに怒ってないと思うよ。」
「今の車線変更、良かったよ~!すごいスムーズだった。初心者とは思えない。」
交差点
→「曲がるよ。向こうの車線の車をチェックして…今だ!いけ!ナイスぅ~👍」
前方の信号機が赤
→「次の信号は赤だね。ということはそろそろブレーキ準備しなきゃね。」
狭い道に入った
→「ここは徐行だ。あ、歩行者発見。気をつけて…そうそう、良い感じ。」
アホみたいでしょ。でもこれ結構効果あると思う。
なぜかよくわからないけど、自信がつくんだよね。
ミスして「やっちまった…どうしよう…」ってなっても、立ち直りが早い。
注意ポイントを口に出すことで、事前に心構えができるし、やるべきことの手順の確認にもなる。
あともし助手席にベテランドライバーを監視役として乗せている場合は、ベテラン側も「次信号赤だけど、ちゃんと見てるかな?」みたいに、こちらがちゃんと周囲への注意を怠っていないか心配になるだろうから、その心配を取り除いてあげるのにも役立つ。
④初心者マークの威力を知る
運転してみて感じたこと。
意外とみんな、初心者マークつけていると優しくしてくれる。
優しいというか、初心者マークつきの車はある意味恐れられているのかも。
何をしでかすかわからないから(笑)
車間距離をしっかりとられたり、道を譲ってくれたり…。
あとこれは身近にいるベテランドライバーに聞いた話だし、仮に私自身がベテランドライバーの立場でもそう思うよなぁということなんだけど、
初心者マークが変な運転して相手の車が迷惑被ったとしても、実際事故につながりでもしないかぎり、
大体は「なにあの車!あぁ、初心者か。まったく…。」で終わらせてくれる。
だから変なプレッシャーは感じなくていいということをわかっておくべき。
もちろん容赦なく来る車もいるから、油断は禁物。
ビビったり遠慮しがちな人は、
安全確認・速度を守る等、ルールを守ったうえで「どけどけ!私は初心者様だぞ!」くらいの図々しい気持ちでいたほうがいいのかもしれない。
以上が私が実際に試した方法。
私はこれらの方法で不安を取り除きながら運転練習を続けていくうちに、運転への恐怖がかなり薄れた。
まだ大きな交差点を通るときとかは怖さをかんじるけど、あとは経験を積んでいくうちにどうにかなりそうなのでオッケー。
過度な不安を抱えているうちは、無理にでも連日練習をした方がいい。
私の幼馴染のように、ちょっと運転してみて「怖い!やめる!」なんてことをすると、
運転=怖いものというイメージを定着させて、次乗るときに多分もっと怖く感じてしまう。
偉そうに書いてきたけど、私もまだ超未熟ドライバー。もっともっと練習が必要。
ビビりな仲間たち、一緒に運転頑張りましょう。